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Q&Aソングス その5 ジム・リーヴズのHe'll Have to Goとアンサー・ソング

2009-11-22

曲名
ヒール・ハフ・トゥ・ゴー
アーティスト
ジム・リーヴズ(Jim Reeves)
収録アルバム
『ヴェーリー・ベスト・オヴ・ジム・リーヴズ』(The Very Best of Jim Reeves)
作曲者
ジョー&オードリー・アリソン(Joe & Audley Allison)
リリース年
1959年


御題ソングとアンサー・ソングの組み合わせ、そろそろアンサー・ソング集Answer to Everythingの順番からは離れ、気ままに選んでいくことにします。今回はジム・リーヴズの1959年の大ヒット曲、カントリーの枠組を越えて、ポップ・スタンダードになったHe'll Have to Goです。

大ヒット曲ということは知っていましたが、今回調べてみて、カントリー・チャートでは14週間もトップに居座ったということをはじめて知りました。三カ月半とはたいしたものです。

ポップ・チャートでも2位までいっていて、その後、ポップ/ロック系のカヴァーも生まれる前提をつくりました。このチャート・アクションでわかることは、これがポップ・カントリーのはしりだったということで、音を聴いても、カントリーの臭みはきつくありません。

以下のクリップにはジム・リーヴズ盤と、ジーン・ブラックによるアンサー・ソングHe'll Have to Stayをつなげたものです。アンサー・ソングについては次回にふれることにします。



フロイド・クレイマー(ピアノ)やボブ・ムーア(ベース)らのナッシュヴィルAチームによるバッキングはいたって控えめで、ドラム(ブラシ)やベースはほとんど聞こえません。もっとも、シンプルながらピアノやヴァイブ、そして女声コーラスはなかなか印象的です。

いい曲ですが、このサウンドとレンディションで爆発的にヒットしたというのは、後追いの人間にはちょっとピンとこないところがあります。ミディアム・スロウのワルツですからねえ。

こんなムードの大ヒット曲があったような気がして、よく考えてみました。やっと思いだしたのは、サム・クックのYou Send Meです。あちらもシンプルなバッキングで、歌を聴かせることに徹しています。

jim reeves at rca studio b

つまるところ、あの時代はまだ「歌」そのものをきかせることで、大ヒットが生まれえたのでしょうし、また、歌詞の設定も面白いためにおおいに売れ、無数のカヴァーが生まれ、さらにはアンサー・ソングも大ヒットすることになったのでしょう。

ファースト・ヴァースで設定はわかります。

Put your sweet lips a little closer to the phone
Let's pretend that we're together, all alone
I'll tell the man to turn the juke box way down low
And you can tell your friend there with you he'll have to go

もっとその可愛い唇をもっと受話器にくっつけろよ、二人きりの気分になろうぜ、いま、そこの奴にジュークボックスのヴォリュームを下げるようにいうからな、そっちの友だちは帰らせたらどうだ、といったあたりでしょうか。

jim reeves

語り手にとってはかなりきびしい状況ですが、なんとか切り抜けてみせるという余裕と意欲の感じられるファースト・ヴァースです。いや、負けは百も承知で、彼なりの「名誉ある撤退」を画策しているのかもしれません。どちらにも解釈できます。

家ではなく、出先のバーかダイナーか、なにかそのようなところから電話をかけているという状況設定は、付随的なように見えて、じつはキー・ポイントになっています。ジュークボックスの音を絞らせる、というラインを聞いた瞬間、映画の一場面のようなものが現出するのです。この力強いイメージ喚起力によって、He'll Have to Goは大ヒットとスタンダード・ステータスを手に入れたのだとすら思います。

今日はジム・リーヴズの大ヒット・ヴァージョンだけにとどめ、オリジナル・ヴァージョン(ジム・リーヴズ盤はカヴァー)、アンサー・ソング、カヴァー・ヴァージョンについては、次回以降、ゆっくりとご紹介します。


The Very Best of Jim Reeves
The Very Best of Jim Reeves
posted with amazlet at 09.11.22
Jim Reeves
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