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Q&Aソングス その2 4シーズンズのSherryとアンサー・ソング

2009-11-07

曲名
シェリー(Sherry)
アーティスト
フランキー・ヴァリー&ザ・フォー・シーズンズ(Fankie Valli & the 4 Seasons)
収録アルバム
『イン・シーズン: アンソロジー』(In Season: The Frankie Valli and the 4 Seasons Anthology)
作曲者
ボブ・ゴーディオ、ボブ・クルー(Bob Gaudio, Bob Crewe)
リリース年
1962年


御題ソングとアンサー・ソングのカップリング、今日は2回目でフォー・シーズンズのSherryです。

初期の4シーズンズの曲では、Walk Like a Manがいちばん好きで、Sherryは耳タコになってしまい、最近は聴かなくなっていました。

The 4 Seasons - Sherry


しかし、久しぶりに聴くと、やはりよくできたサウンドで、ミュート・ギターの使い方がうまいのに感心します。イントロのタムタムも、ふつうのサウンドではなく、なにかやっているはずですが、それがなんなのかは見当もつきません。立派なフックの役割を果たしています。

YouTubeのクリップはモノーラルですが、もとはステレオで、いつものように、片チャンネル(この場合は左)にリズム・セクションがまとめられています。本来なら好ましいバランシングではないのですが、4シーズンズに関しては、いつもこれだから、ということもあるし、ヴォーカル・ハーモニーのふくらみがあるので、あまり抵抗がありません。

東西両雄と見られていた西のビーチボーイズのヴォーカルは、不思議なことに、このように厚味をもたせてミキシングされたことはありません。よくいえば、整理された音になっているわけで、技術的にはハリウッドのスタジオのほうが高度なのでしょうが、結果としては、4シーズンズのほうが温みのある音になっています。

お断りしておきますが、どっちのハーモニーのほうがうまいなどといっているわけではなく、純粋な音のテクスチャーのことをいっているので、誤解なきよう願います。いや、わたし自身の好みはもちろん4シーズンズですが、いまはそういう話をしたわけではなく、スタジオでの音の作り方のことをいっているのです。わたしにとってもっとも重要なのは音のテクスチャーそれ自体なのです。

それにしても、はじめから同じフォーマットで、フォー・シーズンズは五年ほど押し通したわけで、そういう時代だったとはいいながら、すごいものだと呆れます。ビートルズが席巻した時期にも、サウンドを変えずにトップテン・ヒットを連発したのだから、いかに強力なフォーマットだったかわかろうというものです。


In Season: The Frankie Valli and the 4 Seasons Anthology
Frankie Valli & the Four Seasons
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☆トレイシー・デイのアンサー・ソング☆


元がいけないから、そういう結果を招いたのだと思いますが、アンサー・ソングのJerry (I'm Your Sherry)も、Sherry同様、なんともくだらない歌詞です。まあ、はっきりいえば、両方とも作者はボブ・ゴーディオ=ボブ・クルーのいつものコンビで、作詞家としての資質に欠けるということなのでしょうが!

御題ソングがいっていることを用件だけに要約すると「ツイスト・パーティーに行こうよ、シェリー」だけです。したがって、アンサー・ソングの答えぶりも勢い単純にならざるをえず、パーティーに行くか行かないかという、招待状の返信はがきに○を書くか×を書くか、という行為と大差のない歌詞になります。

Tracey Dey Jerry I'm Your Sherry


ということで、シェリーからの返事は×でした!

イントロの4小節は、おっ、これはいいな、と身構えます。ハープシコードの四分だけのコード(最初のコードはピアノで鳴らして、その後、ハープシコードにしているように聞こえる。だとしたら、渋い渋い演出)と、ギターのシンプルなフレーズのミクスチャーが好みです。これがそのままバックトラックなので、いいアレンジをしたということになります。

しかし、5小節目で歌が入ってくると、ズルッとコケます。スラーするところは、わざとはずしたのでしょうかね。たとえそれが意図だとしても、考えすぎか、または考えたらずです。ただのバッド・ピッチにしか感じませんよ、こんなのは。

いえ、これがリード・シンガーならわかります。わたしは性差別主義者ではないのですが、女の子の歌手は、歌よりも容姿のほうが重要なので、歌がうまくないのはむしろ多数派です。

しかし、ソロ・シンガーのバックグラウンドは、通常はプロのスタジオ・シンガーが歌うものです。つまり、音をはずしたりする人はいないということです。それなのに、これはどういうことでしょうかね。まったく納得がいかないプロダクションです。リード・シンガーは音をはずしていないのに!

以上、サウンドとしてはそこそこ好みですが、全体としては、どうもなあ、でした。


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☆ カヴァー二種 ☆


Runaround Sueもカヴァーが少なかったのですが、Sherryもわが家には二種のカヴァーしかありませんでした。どちらもYouTubeにクリップはなし。出来がよければbox.netかdivshareにでもあげるのですが、どちらもそれほどのものではありません。

ひとつはサント&ジョニーのインスト・ヴァージョンです。ドラムはすこしだけタイムの早い人で、フィルインでちょっと拍を食ってしまうため、グッド・フィーリンではありません。初期ヴェンチャーズ風のリズム・ギターは懐かしいのですが。

もうひとつはロバート・ジョンのヴァージョン。中間部とエンディングのサックスのアンサンブルは好みですが、チープなシンセは耐えがたいものがあります。ロバート・ジョンという人は、いいのはSad Eyesだけで、ヒットしたThe Lion Sleeps Tonightのカヴァーもいただけませんでした。スタッフに恵まれなかったのでしょう。


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テーマ : 60年代の輪郭(音楽)
ジャンル : 音楽

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Vee Jay

Vee Jayレーベル、なんですね、自分のトコで作ったサウンド。
シェリーで言うと、(Why don't you come out)の前のところ
(サビ前のふっくというのでしょうか)など、しっかりきまって
いるように思います。バックコーラスがイマイチ、今2なのが
残念です。

歌も最初のところは、外すけれど、全体通してそつなくこなす
アイドルシンガーに思います。リトル・エヴァ(イーヴァ?)の
代わりにヒットしててもオカしくなかったかも。Amyに移籍したり
結構長くやっていたようですね。わりと好みです。

あえて書いていないか、眼中いや耳中にないのでしょうが、一応
カヴァーとして、九重佑三子とパラダイスキング版があることを
書いておきます。*名前の色の付け方間違っていたらすみません!

Re: Vee Jay

Jerryは、このアンサー・ソング集に入っている曲のなかで、冒頭で乗れる曲ベスト3に入ると思うのですが、そのあとがねえ……。

わたしらが子どものころにこの曲を覚えたのは4シーズンズ盤ではなく、九重佑三子とパラダイスキングのヴァージョンによってでした。しかし、もっていないし、YouTubeにもスタジオ録音のクリップはなく、後年のライヴしかなかったため、オミットしました。聴いていない(いや、聴いたけれど忘れた)ものは書けないという、いたって当たり前の事情だったのです。

しかし、あれは歌詞をどうしたのでしょうか。演歌で、男が女の一人称で歌うというのと同じ性転換戦術? ちょっと気になりますが、まるっきりなにも覚えていません。記憶をまさぐっても、しぇーりいいい、しぇりべいびー、しか出てきませんでした。なんたらかんたらのあとが、おいでよ、だったような気がチラッとしますが。「出ておいでよ」でしょうかね。

あ、そうか。歌い手が性転換するのではなく、シェリーが雌雄同体、男とも女ともつかないようにしたのかもしれませんね。

名前の色の件は、わたしのミスでした。わたしはログインして書いているので、みなさんが書き込みに使うのとはちがうメニューを使っているのだと思います。これが同じで、「名前の装飾」という機能が使えると思ったのです。わたしは、このメニューのなかから色を選んでいるだけなのです。tonieさんがお使いのBBSにも文字色を選択するメニューがありますが、あんな感じです。しかし、変ですね。オーナーしか使えなくする意味がわかりません。
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