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60年代の輪郭 マット・モンロー〈ロシアより愛をこめて〉

2009-08-11

曲名
ロシアより愛をこめて(From Russia with Love)
アーティスト
マット・モンロー(Matt Monro)
収録アルバム
『ロシアより愛をこめて』(OST)
作曲者
ジョン・バリー(John Barry)
音楽監督
ジョン・バリー(John Barry)
原題
From Russia with Love
監督
テレンス・ヤング(Terence Young)
リリース年
1963年
from russia with love ost front


前回、ジェイムズ・ボンド・シリーズに主題歌が登場するのは、『ロシアより愛をこめて』からだと書きました。それがまちがっているわけではないのですが、じつは、のちのフォーマットとはいくぶん異なっているのです。

ガン・バレル→アヴァン・タイトル・シークェンス→タイトルおよび主題歌、というパターンがやがて確立されるのですが、『ロシアより愛をこめて』では、タイトル・シークェンスで流れるのはテーマ曲のインスト版であり、マット・モンロー歌う主題歌の登場はあとになるのです。開巻間もない川遊びのシーン(ボンドが持参したラジオから聞こえてくる「現実音」として)、そしてエンディングと、二回流れるのは後のパターンと同じですが、タイトルには流れません。

マット・モンローのヴォーカル・ヴァージョンは、子どものときは苦手でしたが、オーケストラによるテーマ曲は、アクション映画のテーマ曲らしいアレンジが施されています。ただし、サントラに収録されているものと、映画で流れるものは、よく似てはいますが、異なるテイクです。CDではボーナスとしてオリジナルを収録することがありますが、『ロシアより愛をこめて』の場合、オリジナルはDVDで聴くしかないようです。

『ロシアより愛をこめて』オリジナル・サウンドトラック輸入盤
From Russia with Love [Original Motion Picture Soundtrack]From Russia with Love [Original Motion Picture Soundtrack]
(2003/01/28)
John Barry、

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『ロシアより愛をこめて』オリジナル・サウンドトラック国内盤
007/ロシアより愛をこめて007/ロシアより愛をこめて
(1996/01/17)
サントラマット・モンロー

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☆ アル・カイオラのFrom Russia With Love ☆


この曲のカヴァーはすごくたくさんあるので、とても一回では終わりませんが、すこしずつ検討していくことにします。

ギター好きまずはアル・カイオラから聴きたいところです。めずらしく4ビートでやっていますが、ジャズ・スタイルでプレイしているわけではなく、いつものカイオラで、ていねいにメロディー・ラインを弾いています。インプロヴらしきものはなく、きちんとギター・インストの枠組みを守っています。

マット・モンローやジョン・バリーのヴァージョンを聴いているとそうは思わないのですが、ギター・インストで聴くと、この曲のメロディーはやや変わっていて、エキゾティカ的なムードをもっていることがわかります。アル・カイオラ盤〈ロシアより愛をこめて〉は、全体のアレンジも、カイオラの端正なプレイも大いに好みです。

Al Caiola "Bonanza 1960-1969"

Bonanza 1960-1969Bonanza 1960-1969
(2002/07/23)
Al Caiola

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01. The Magnificent Seven
02. Bonanza!
03. The Lonely Rebel
04. The Bounty Hunter
05. Sergeants Three March
06. Experiment In Terror
07. Guitar Boogie
08. Kalinka
09. Gunsmoke
10. Burke's Law Theme
11. Smoke Signal (Redwing)
12. From Russia With Love
13. The Guns Of Navarone
14. Tuff Guitar
15. Ram-Bunk-Shush
16. Honkytonk (Part 2)
17. Hunky Funky
18. Hearts Of Stone
19. I'll Walk The Line
20. Big Guitar
21. Two Guitars
22. Foot Stompin'
23. Wheels
24. Jezebel
25. Mexico
26. Brasil
27. The World Is Waiting For The Sunrise
28. Return Of The Magnificent Seven
29. Stag Or Drag
30. Scalphunters Theme
31. High Chapparal
32. Stiletto
33. Guitar Woman

☆ ハンク・マーヴィン ☆


シャドウズのハンク・マーヴィンは、At the Moviesという、映画音楽カヴァー集のなかで、〈ロシアより愛をこめて〉を、メドレーの一部としてやっています。

はっきりいって、このアルバムのアレンジ、サウンド、バックバンドのプレイは情けない代物で、シャドウズとは比べものにならず、とくにドラムは好きではありません。このメドレーの冒頭部分である〈ジェイムズ・ボンド・テーマ〉では、そうした悪い面がストレートに出てしまい、おやおやという出来です。

しかし、ここがすごいのですが、〈ロシアより愛をこめて〉に入った瞬間、シャドウズ時代そのままのハンク・マーヴィンがよみがえり、ファンをどきどきさせてくれるのです。

考えてみれば、シャドウズ時代、ハンク・マーヴィンがもっとも得意としたのは、こういう、微妙に変なコードの、微妙に変なメロディー・ラインをとる曲でした。だから、あのサウンドでこういう曲をやれば、われわれはシャドウズを思い出し、いい気分に浸れるのです。

このメドレーのほかの曲は感心しませんが、〈ロシアより愛をこめて〉だけは、ハンク・マーヴィン健在なり(といっても、これまた昔のことになってしまったが)を強く印象づける、すばらしいプレイです。

Hank Marvin "At the Movies"

At the MoviesAt the Movies
(2000/04/03)
Hank Marvin

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1. A Hard Day's Night
2. The Graduate: The Sound Of Silence
3. The Good The Bad And The Ugly
4. Batman Forever: A Kiss From A Rose
5. Saturday Night Fever: How Deep Is Your Love
6. The Thomas Crown Affair: Windmills Of Your Mind
7. Notting Hill: When You Say Nothing At All
8. Pulp Fiction: Son Of A Preacher Man
9. Goldfinger
10. Buster: A Groovy Kind Of Love
11. La Bamba
12. Star Wars: Theme
13. Titanic: My Heart Will Go On
14. Notting Hill: Ain't No Sunshine
15. Four Weddings And A Funeral: Love Is All Around
16. James Bond Medley: The Bond Theme/From Russia With Love/You Only Live Twice/On Her Majesty's...
17. The Brothers Macmullen: Will You Remember Me
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テーマ : 60年代の輪郭
ジャンル : 映画

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