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エリー・グリニッチ追悼 その17 ニルソン“リヴァー・ディープ・マウンテン・ハイ”(River Deep Mountain High by Nilsson)

2009-10-30

曲名
“リヴァー・ディープ・マウンテン・ハイ”(River Deep Mountain High by Ike & Tina Turner)
アーティスト
ニルソン(Nilsson)
収録アルバム
『パンデモニアム・シャドウ・ショウ』(Pandemonium Shadow Show)
作曲者
ジェフ・バリー、エリー・グリニッチ、フィル・スペクター(Jeff Barry, Ellie Greenich, Phil Spector)
リリース年
1967年


River Deep Mountain Highのつづき、今回はカヴァーをいくつか取り上げます。

数はそれなりにあるのですが、この曲のカヴァーはどれもうまくいっていないと感じます。そのなかで、ニルソン盤は比較的よくできているといえます。素っ頓狂なアレンジではなく、ティナ・ターナーのオリジナルのくどさとは対照的に、かなりあっさりした出来です。いや、楽曲が楽曲だから、ニルソンとしては精一杯くどくやってみたものの、もともとの地色が出て、嫌みのない仕上がりになったのでしょう。

ニルソンのRiver Deep Mountain Highは少なくとも2種類あります。RCAからのデビュー盤、『パンデモニアム・シャドウ・ショウ』(Pandemonium Shadow Show)に収録されたものと、RCAでの最初の2枚をリミックスして編集した『エアリアル・パンデモニアム・バレエ』(Aerial Pandemonium Ballet)に収録されたヴァージョンです。

nilsson

この比較はむずかしくて、お好みというしかないように思います。最初のエディションはスペクター風にリヴァーブが深く、はっきり聞こえる音はドラムぐらいで、あとはグツグツの煮込みシチュー状態です。

まったくの想像ですが、ニルソンはソングライターとしてフィル・スペクターの仕事をしていたし、スペクター・セッションでピアノをプレイしたこともあったそうです。ティナ・ターナーの録音のときにも、スタジオにいたのではないでしょうか。生であの音を聴いたら圧倒されるでしょう。それがこのカヴァーの最大の動機ではないか、などと空想して遊んでいます。

もうひとつの、『エアリアル・パンデモニアム・バレエ』収録のリミックス再編集盤は、リヴァーブが浅く、よりドライな音になっています。こちらのほうがずっとクリアです。

それにしても、このドラムはだれでしょうか。初期のニルソンはジム・ゴードンとジム・ケルトナーだったようですが、はてどちらなのか。ほとんどバックビートしか叩かないのですが、うまいなあ、と思います。ストップ・タイムからの戻りでの、フロア・タムによる短いフィルインもなかなかけっこうです。

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☆ スプリームズと4トップス☆



あとはたいしたものがなく、どれにしようかと考えているうちに時間がたってしまったので、以下は順不同、ランダムにいきます。まずはスプリームズと4トップスの共演盤。

スプリームズ+4トップス クリップ


もうダイアナ・ロスが抜けたあとなのはわたしとしては歓迎ですし、このリズム・セクションは明らかにUp the Ladder to the Roofと同じメンバーで、そこまではオーケイです。でも結果は、なぜかしっくりこないグルーヴなのです。むかしはUp the Ladder to the Roofのグルーヴが好きで、River Deep Mountain Highもその延長線上にあるとは思うのですが、テンポやリズム・アレンジが合わないのか、のれません。

そもそも、Up the Ladder to the Roofからしてたいしたものではなかったのに、若さゆえの過大評価をしたかと思い、聴き直しました。それなりに楽しめますが、すごいリズム・セクションというわけでもないようです。だから、どんなテンポ、どんなノリでもスムーズにやってのけるとはいかないのでしょう。そういってはなんですが、かなりタチの悪い楽曲なのだと思います。アイガー北壁かも!



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☆ イージー・ビーツ ☆


もうひとついきます。Friday on My Mindのイージー・ビーツのヴァージョンはどうでしょう。スタジオ録音ではなくて、ライヴなのですが、クリップがありました。

イージービーツ


うーむ。まあ、60年代のバンドはこんなものということにしておきましょう。もちろん、スタジオ録音のほうはすこしましです。ただ、彼らはスタジオ・プレイヤーを使わなかったのか(オーストラリアだから、などということはない。オーストラリアにも影武者はいたという記事を以前読んだことがある。相当数がプロのプレイだったそうだ)、アルバム1枚聴くと、下手なことがよくわかります。

どうせ下手ならば、Friday on My Mindを聴くほうがずっといいのではないかと思います。

イージービーツ フライデイ・オン・マイ・マインド


イージービーツ盤を聴いていて、こういうスモール・コンボ・アレンジなら、スティーヴ・マリオットが歌ったのを聴いてみたかった、と思いました。この曲が似合うロック・シンガーというなら、スティーヴ・マリオットがいちばんでしょう。

残り5ヴァージョン、あと一回でおえるのはキツいですねえ。しかたないから、あと二回延長することにします。

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