スポンサーサイト

--------

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

60年代の輪郭 レイ・マーティン&ヒズ・オーケストラ〈ロシアより愛をこめて〉

2009-08-14

曲名
ロシアより愛をこめて(From Russia with Love)
アーティスト
レイ・マーティン&ヒズ・オーケストラ(Ray Marting & His Orchestra)
収録アルバム
『ゴールドフィンガー・アンド・アザー・ミュージック・フロム・ジェイムズ・ボンド・スリラーズ』(Goldfinger and Other Music from James Bond Thrillers)
作曲者
ジョン・バリー(John Barry)
音楽監督
ジョン・バリー(John Barry)
原題
From Russia with Love
監督
テレンス・ヤング(Terence Young)
リリース年
1963年


☆ レイ・マーティン&ヒズ・オーケストラ ☆


わたしがギター好きだからにすぎないのかもしれませんが、〈ロシアより愛をこめて〉のカヴァーは、ギターものがいいように感じます。たんに好みの問題だけでなく、ギターと相性のいいメロディーラインだからではないでしょうか。

ギタリストがメインのものではなく、分類するならオーケストラ・ミュージックまたはラウンジ・ミュージックなのでしょうが、レイ・マーティン・オーケストラの〈ロシアより愛をこめて〉は、ギターのプレイが楽しめます。

テンポも速めで、他のオーケストラがおおむねマット・モンロー盤をベースにしているのとは、するどい対照をなしています。気分としてはギター・コンボのアレンジで、そこに管やコーラスをのせた、といった味わいで、オーケストラ・ミュージックの味はほとんどありません。

そこが好みの分かれ目になるでしょうが、オーソドクスではないものの、これはこれで楽しいサウンドだと思います。ドラムが叩きまくっているのが気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、タイムはまずまずですし、こういう高めのピッチの軽いスネアというのは、たまに聴くとすごくいいものだと感じます。まあ、たしかにフィルインが多すぎ、落ち着かないのですがね。

Ray Martin & His Orchestra "Goldfinger and Other Music From James Bond Thrillers"
ray martin - goldfinger
01. Goldfinger
02. The James Bond Theme
03. Under The Mango Tree
04. From Russia With Love
05. Bond's Lament
06. '007'
07. Girl Trouble
08. Honey's Theme
09. Jamaica Jump Up
10. Galore's Theme

☆ メル・テイラー&ザ・マジックス ☆


ツアー用ヴェンチャーズのドラマーであり、スタジオでもそこそこはプレイしていたと考えられるメル・テイラーは、タイムが不正確なドラマーでした。バックビートはややタイムが早い程度ですが、フィルインでは大きく拍を食ってしまい、元に戻るときに強引なつじつま合わせをする、かつてはよくいたタイプで、わたしの好みではありません。

しかし、不思議なことに、メル・テイラー&ザ・マジックスの〈ロシアより愛をこめて〉は、メル・テイラーのプレイは相変わらず不正確で、デタラメなフィルインは叩かないでくれないかな、と思いますが、そこに目をつむれば、いや、耳をふさげば、ほかはじつに楽しく、ニヤニヤしながら、ときには声を出して笑いながら聴くことができます。

前回ご紹介したハンク・マーヴィンの〈ロシアより愛をこめて〉に似ていて、ドラムはひどいけれど、ギターはすごく楽しいし、メル・テイラー盤のほうは、キーボードも面白いし、そもそも、全体のアレンジがなんとなく歌謡曲風で、そこで笑うことまでできるのだから、メル・テイラーの我慢ならないドラミングを補ってあまりあり、といっていいでしょう! いや、やっぱり、このドラミングはひどいなあ!

メル・テイラー・アンド・ザ・マジックス/イン・アクションメル・テイラー・アンド・ザ・マジックス/イン・アクション
(1996/11/10)
メル・テイラー

商品詳細を見る

2ヴァージョンだけでおしまいでは気が引けますが、さらに二回ほど〈ロシアより愛をこめて〉をつづける予定です。
スポンサーサイト

テーマ : 60年代の輪郭
ジャンル : 映画

60年代の輪郭 マット・モンロー〈ロシアより愛をこめて〉

2009-08-11

曲名
ロシアより愛をこめて(From Russia with Love)
アーティスト
マット・モンロー(Matt Monro)
収録アルバム
『ロシアより愛をこめて』(OST)
作曲者
ジョン・バリー(John Barry)
音楽監督
ジョン・バリー(John Barry)
原題
From Russia with Love
監督
テレンス・ヤング(Terence Young)
リリース年
1963年
from russia with love ost front


前回、ジェイムズ・ボンド・シリーズに主題歌が登場するのは、『ロシアより愛をこめて』からだと書きました。それがまちがっているわけではないのですが、じつは、のちのフォーマットとはいくぶん異なっているのです。

ガン・バレル→アヴァン・タイトル・シークェンス→タイトルおよび主題歌、というパターンがやがて確立されるのですが、『ロシアより愛をこめて』では、タイトル・シークェンスで流れるのはテーマ曲のインスト版であり、マット・モンロー歌う主題歌の登場はあとになるのです。開巻間もない川遊びのシーン(ボンドが持参したラジオから聞こえてくる「現実音」として)、そしてエンディングと、二回流れるのは後のパターンと同じですが、タイトルには流れません。

マット・モンローのヴォーカル・ヴァージョンは、子どものときは苦手でしたが、オーケストラによるテーマ曲は、アクション映画のテーマ曲らしいアレンジが施されています。ただし、サントラに収録されているものと、映画で流れるものは、よく似てはいますが、異なるテイクです。CDではボーナスとしてオリジナルを収録することがありますが、『ロシアより愛をこめて』の場合、オリジナルはDVDで聴くしかないようです。

『ロシアより愛をこめて』オリジナル・サウンドトラック輸入盤
From Russia with Love [Original Motion Picture Soundtrack]From Russia with Love [Original Motion Picture Soundtrack]
(2003/01/28)
John Barry、

商品詳細を見る


『ロシアより愛をこめて』オリジナル・サウンドトラック国内盤
007/ロシアより愛をこめて007/ロシアより愛をこめて
(1996/01/17)
サントラマット・モンロー

商品詳細を見る

☆ アル・カイオラのFrom Russia With Love ☆


この曲のカヴァーはすごくたくさんあるので、とても一回では終わりませんが、すこしずつ検討していくことにします。

ギター好きまずはアル・カイオラから聴きたいところです。めずらしく4ビートでやっていますが、ジャズ・スタイルでプレイしているわけではなく、いつものカイオラで、ていねいにメロディー・ラインを弾いています。インプロヴらしきものはなく、きちんとギター・インストの枠組みを守っています。

マット・モンローやジョン・バリーのヴァージョンを聴いているとそうは思わないのですが、ギター・インストで聴くと、この曲のメロディーはやや変わっていて、エキゾティカ的なムードをもっていることがわかります。アル・カイオラ盤〈ロシアより愛をこめて〉は、全体のアレンジも、カイオラの端正なプレイも大いに好みです。

Al Caiola "Bonanza 1960-1969"

Bonanza 1960-1969Bonanza 1960-1969
(2002/07/23)
Al Caiola

商品詳細を見る

01. The Magnificent Seven
02. Bonanza!
03. The Lonely Rebel
04. The Bounty Hunter
05. Sergeants Three March
06. Experiment In Terror
07. Guitar Boogie
08. Kalinka
09. Gunsmoke
10. Burke's Law Theme
11. Smoke Signal (Redwing)
12. From Russia With Love
13. The Guns Of Navarone
14. Tuff Guitar
15. Ram-Bunk-Shush
16. Honkytonk (Part 2)
17. Hunky Funky
18. Hearts Of Stone
19. I'll Walk The Line
20. Big Guitar
21. Two Guitars
22. Foot Stompin'
23. Wheels
24. Jezebel
25. Mexico
26. Brasil
27. The World Is Waiting For The Sunrise
28. Return Of The Magnificent Seven
29. Stag Or Drag
30. Scalphunters Theme
31. High Chapparal
32. Stiletto
33. Guitar Woman

☆ ハンク・マーヴィン ☆


シャドウズのハンク・マーヴィンは、At the Moviesという、映画音楽カヴァー集のなかで、〈ロシアより愛をこめて〉を、メドレーの一部としてやっています。

はっきりいって、このアルバムのアレンジ、サウンド、バックバンドのプレイは情けない代物で、シャドウズとは比べものにならず、とくにドラムは好きではありません。このメドレーの冒頭部分である〈ジェイムズ・ボンド・テーマ〉では、そうした悪い面がストレートに出てしまい、おやおやという出来です。

しかし、ここがすごいのですが、〈ロシアより愛をこめて〉に入った瞬間、シャドウズ時代そのままのハンク・マーヴィンがよみがえり、ファンをどきどきさせてくれるのです。

考えてみれば、シャドウズ時代、ハンク・マーヴィンがもっとも得意としたのは、こういう、微妙に変なコードの、微妙に変なメロディー・ラインをとる曲でした。だから、あのサウンドでこういう曲をやれば、われわれはシャドウズを思い出し、いい気分に浸れるのです。

このメドレーのほかの曲は感心しませんが、〈ロシアより愛をこめて〉だけは、ハンク・マーヴィン健在なり(といっても、これまた昔のことになってしまったが)を強く印象づける、すばらしいプレイです。

Hank Marvin "At the Movies"

At the MoviesAt the Movies
(2000/04/03)
Hank Marvin

商品詳細を見る

1. A Hard Day's Night
2. The Graduate: The Sound Of Silence
3. The Good The Bad And The Ugly
4. Batman Forever: A Kiss From A Rose
5. Saturday Night Fever: How Deep Is Your Love
6. The Thomas Crown Affair: Windmills Of Your Mind
7. Notting Hill: When You Say Nothing At All
8. Pulp Fiction: Son Of A Preacher Man
9. Goldfinger
10. Buster: A Groovy Kind Of Love
11. La Bamba
12. Star Wars: Theme
13. Titanic: My Heart Will Go On
14. Notting Hill: Ain't No Sunshine
15. Four Weddings And A Funeral: Love Is All Around
16. James Bond Medley: The Bond Theme/From Russia With Love/You Only Live Twice/On Her Majesty's...
17. The Brothers Macmullen: Will You Remember Me

テーマ : 60年代の輪郭
ジャンル : 映画

最新記事
プロフィール

songsformovies

Author:songsformovies
黄金光音堂へようこそ!

counter
RSSリンクの表示
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
カテゴリ
検索フォーム
最新コメント
月別アーカイブ
最新トラックバック
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。